ここではMT4でよく使われている人気インジケーターの種類、使い方や手法についてかる~く解説しています。
MT4で人気のインジケーターには、さまざまな種類と特徴があります。
いろいろ試してみて自分に合ったインジケーターを見つけましょう。
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MT4の人気インジケーターと種類とは?
ここではMT4の人気インジケーターと種類について紹介します。
≫MT4に関する記事はこちら
紹介するMT4インジケーターの種類は、
です。
それぞれのMT4人気インジケーターの種類、特徴や使い方について解説していきます。
もっともメジャーなインジケーター「移動平均線」
移動平均線(Moving Average)はMT4でもっとも広く使われているインジケーターの種類です。
他のインジケーターと比べて表示される情報はいたってシンプルです。
[aside type=”normal”]見る人によっては余計な情報がなく見やすいインジケーターです。[/aside]
実際に移動平均線だけで利益を出しているトレーダーも珍しくありません。
移動平均線を使って相場の状態を判断する
下記の画像をご覧ください。
チャートにはローソク足の他、3本の移動平均線が表示されています。
表示されている線は短期・中期・長期と、計算日数の違いによってそれぞれ50日・100日・200日と種類の異なる移動平均線です。
移動平均線が示してくれるのは相場が今どのような状態にあるかです。
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トレンド相場を判断
たとえば、上記画像において赤枠で示した箇所は現在相場が下降傾向にあるとわかります。
[aside type=”normal”]このようにトレンドが発生している時に、短期・中期・長期の移動平均線はクロスせずに同じ方向に同じ向きで並びます。[/aside]
このような状態をパーフェクトオーダーといいます。
移動平均線より上であれば上昇、下であれば下落といったように、どの位置にチャートがあるかで相場の状態を分析できます。
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レンジ相場を判断
レンジ相場においては、上記のようにチャートが移動平均線をいったりきたりします。
移動平均線は、取引のタイミングを見極める抵抗線としても使えます。
クロスでトレンド転換
[aside type=”normal”]移動平均線がクロスすると、トレンド転換の可能性が高くなります。[/aside]
トレンド転換のサインとして移動平均線を使うことができます。
チェックFX初心者でも勝てる?50日期間移動平均線の3回目法則ロジック!
もっとも万能なインジケーター「ボリンジャーバンド」
ボリンジャーバンド(Bollinger Bands)もかなりメジャーで万能なMT4インジケーターの種類です。
[aside type=”normal”]上記のように3本の線が上中下にそれぞれ現れるのがボリンジャーバンドです。[/aside]
上下の線はσ(シグマ)と呼ばれており、真ん中に近い線からそれぞれ1σ、2σ、3σとなっています。
下の線の場合、σにマイナスが付いて-1、-2、-3です。
σ線は、平均の値に対してどの程度動いているかを示す情報です。
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トレンド転換のサインとして使う
ボリンジャーバンドはトレンド転換のサインとしても使うことができるインジケーターです。
たとえば、2σの場合は約95%で値動きがその中に収まるとしています。
(3σになれば約99%とほぼ収束率が100%に近づきます。)
つまり、3σ(-3σ)を一旦超えた場合、
- 反転する可能性が非常に高い
- 反転したあとにトレンド転換しやすい
です。
ボリンジャーバンドのメリットは、線を目安として取引のタイミングが掴めることです。
相場のトレンドがわかる
ボリンジャーバンドのシグマは相場の状態が一目でわかります。
[aside type=”normal”]相場が上昇に入ると、それぞれのシグマが上に向かって動きます。[/aside]
上か下に偏っていればトレンド、逆に並行して変わらない場合はレンジと判断できます。
- トレンドの場合
上下に偏って動くため、同じ方向にある1σ(-1σ)を目安にできます。 - レンジの場合
95%で超えない2σ(-2σ)を目安にできます。
ボラティリティ―を判断する
ボリンジャーバンドでは、値動きの大きさ(ボラティリティ―)を判断することもできます。
[aside type=”normal”]シグマは、中心の線に近づいたり、離れたりします。[/aside]
- 中心の線に近づくとボラティリティ―が小さい状態
- 逆に離れるとボラティリティ―が大きい状態
ボラティリティ―の大小を判断することで、利確や損切りの目安にすることができます。
雲で相場を分析する「一目均衡表」
一目均衡表(Ichimoku Kinko Hyo)はさまざまな情報が表示されるインジケーターです。
有名なインジケーターではありますが、少し使い方が難しいので初心者向きではないです。
移動平均線のように3本移っているものはそれぞれ
- 基準線
- 転換線
- 遅行線
を指します。
そして雲とよばれるモヤモヤが、
- 先行スパン
- 遅行スパン
と呼ばれる2本の線で作られたもので、この雲が一目均衡表の最大の特徴です。
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雲でトレンドを判断
雲は移動平均線と同じようにどの位置にあるかで相場の状態を表してくれます。
雲よりもチャートが、
- 上に抜ければ上昇トレンド
- 下に抜ければ下降トレンド
- 雲の中もしくは雲付近を停滞していたらレンジ相場
と判断します。
さらに、雲は厚さによって「トレンドの強さ」も表すとされています。
[aside type=”normal”]基本的に雲が厚ければそれだけ抜けにくく、反発しやすくなるため相場が強くなります。[/aside]
雲の厚さによって今のトレンドに応じた取引をするか判断ができます。
トレンド転換のシグナルで人気のインジケーター「MACD」
MACD(マックディー)はチャートの下に表示されるテクニカル分析手法です。
ぱっと見で判断できるので初心者向きのテクニカル分析手法です。
[aside type=”normal”]2本の線とヒストグラムという情報で表されますが、ヒストグラムがない場合もあります。[/aside]
MACDが表すのは相場の強さです。
中心が0となり、0より離れるほどトレンドが強く、近づけば弱いと判断できます。
クロスで転換を判断
MACDの基本的な使い方は線によるクロスです。
[aside type=”normal”]クロスとは線と線が交わったときに相場の転換を示す売買サインです。[/aside]
クロスは他のテクニカル分析手法でも使われますが、MACDでは逆張り用として用いられることが多いです。
ただし、MACDは特にクロスでトレンド転換を分かりやすく見極められるインジケーターの種類です。
0のクロスを基準にトレード
MACDでは、0線を基準にしてトレードする手法もあります。
[aside type=”normal”]0より上なら買い、0より下なら売りといったように、0線を基準としてトレンドを判断します。[/aside]
トレンドの強さを表す人気インジケーター「RSI」
RSI(Relative Strength Index)は買いと売りの強弱を示すインジケーターの種類です。
[aside type=”normal”]上にあれば買いが強く、下にあれば売りが強いと判断します。[/aside]
基本的に相場は強いトレンドでない限り、反転する傾向が強いです。
そのためRSIはトレンドの強さから反転するタイミングを見極めるインジケーターとなります。
RSIは%表示で表され、
- 80%であれば買いが強すぎ
- 20%であれば売りが強すぎ
と判断され反転の目安とします。
ただし反転を狙う都合上、このインジケーターが使えるのはレンジか弱いトレンド相場だけです。
[aside type=”warning”]一定以上の力を持つトレンドが発生している場合、RSIはまったく役にたちません。[/aside]
また、RSIはトレンドが弱くなりはじめの状態「ダイバージェンス」を見極めるのに優秀なインジケーターです。
≫ダイバージェンスに関する記事はこちら
RSIは、別の種類のインジケーターを合わせて使い、トレンド転換の逆張りやレンジ相場での使用に効果的です。
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MT4でよく使われるインジケーターの種類はまだある?
ここで紹介したMT4人気インジケーターの種類はほんの一部です。
[aside type=”normal”]MT4にはまだまだ多くの種類のインジケーターが存在します。[/aside]
≫トレンド転換を把握できるインジケーターはこちら
≫エリオット波動分析で使えるインジケーターはこちら
それだけでなくインジケーターには弱点があり、インジケーターだけを過信することは禁物です。
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また、ここで紹介したMT4インジケーターの種類は標準で搭載されているインジケーターのみです。
カスタムインジケーターには矢印で売買サインを表示してくれる便利なインジケーターもあるのでおすすめです。
≫矢印インジケータ系インジケーターはこちら
さまざまな種類を組み合わせるなどして試していき、自分に合うインジケーターを見つけましょう。
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