ここでは出来高を確認できるインジケーターVolumesについて解説しています。
Volumesは、絶対に使ったほうがいいインジケーターです。
出来高が確認できれば、トレンドが信頼できるかどうかがわかります。
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出来高を見るインジケーターVolumesとは?
FXで出来高を見ることができるインジケーターVolumes(ボリュームス)はとても重要なツールです。
ダウ理論においても「トレンドとは出来高でも確認されなければならない」とされています。
≫ダウ理論に関する記事はこちら
そもそも出来高とは?
出来高とは、取り引きの売買による数量のことです。
FX相場には、それぞれ買いと売りの強弱ががあります。
- 買いが強い>売りが弱い
- 買いが強い=売りが強い
- 買いが弱い=売りが弱い
- 売りが強い>買いが弱い
しかし、見た目はほとんど同じチャートでも、取り引き量の違いによって強弱の度合いは違うことになります。
[aside type=”normal”]たとえば、買いと売りが拮抗している状態でも、10=10と5=5とでは取り引き量が異なります。[/aside]
仮に、買いと売りが拮抗している状態で取り引き量が多ければ、その後の反発力は非常に強いものとなります。
Volumesでの出来高の見方
Volumesでの出来高の見方について解説します。
VolumesはMT4に標準で搭載されているオシレーター系インジケーターです。
≫MT4とは?
VolumesをMT4の画面上に反映させると、チャートの下に表示されます。
グラフがデコボコしているのが出来高で、出来高が増えたか減ったかで相場の強さを見極めることができます。
Volumesによる出来高を使った手法
インジケーターVolumesによる出来高を使った手法について解説します。
ブレイクアウトによるダマシ回避
インジケーターVolumesを使うと、ブレイクアウトの信頼性がわかります。
たとえば、以下のチャートをご覧ください。
- 高値をブレイクしました。
- しかし、出来高はほとんど増えてません。
[aside type=”normal”]つまり、売りの圧力が弱まっただけで、実際は買いの圧力がそれほど強くはないということです。[/aside] - その後、安値の切り下げが発生し反発します。
- この際に、反発による出来高が急増しています。
出来高を注意深く観察することで、ブレイクアウトによるダマシを回避することも可能です。
出来高が急増した後はトレンド転換しやすい?
出来高が急増した後は、トレンド転換しやすいという相場のクセがあります。
たとえば、以下のチャートをご覧ください。
- 出来高が急増しています。
(前の足の出来高の約2倍) - このときのローソク足を見ると、陽線の上ヒゲが長いことがわかります。
[aside type=”normal”]ここで大量の売り注文が入ったと推測できます。[/aside] - 次の足で陽線をつけましたが、その後相場が下降していきます。
出来高が急に増えた場合は、何かが起こる前兆である可能性が高くなります。
出来高を使った手法のポイント
出来高を使った手法のポイントについて解説します。
出来高が上がったあとはすぐにエントリーしない
出来高が上がったあとは、すぐにエントリーしないほうがいいでしょう。
[aside type=”normal”]出来高が上がったあとは、相場が急転することが多いです。[/aside]
ただし、買いと売りどちらの相場が強くなるかまでは予測不能です。
- 相場の急転を予測
- トレンド転換を確認
- 順張りでトレードする
というのがおすすめの手法です。
少なくとも、出来高が急増したときはローソク足1本分は様子をみたほうがいいです。
出来高とともにローソク足に注目する
出来高は、ローソク足の長さやヒゲの長さと合わせて注目してみましょう。
ローソク足と出来高のパターンも覚えれば、相場に強いFXトレーダーになれます。
出来高と相場の矛盾には要注意
出来高と相場が矛盾している場合は、怪しい相場ですのでエントリーは控えることをおすすめします。
- 出来高が増えているのに値動きがほとんどない状態
- 出来高が増えていないのに緩やかに下降(上昇)している状態
基本的には、値動きと出来高がともなっている場合にだけエントリーするのがおすすめです。
[aside type=”normal”]たとえば、値動きが上昇(下降)していて出来高も上昇(下降)しているとき。[/aside]
出来高も見るとトレードの幅が広がる
ここで紹介した手法以外にも、出来高の使い方やパターンはまだまだあるでしょう。
ダウ理論6つの基本法則でも記されているくらい、出来高はトレードにおいて重要です。
Volumesを使って出来高についていろいろ研究してみてください。
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