ストップレベルがあるのとないのとでは、MT4トレードに与える影響が大きく変わります。
特にスキャルピングにおいてはストップレベルの影響は図り知れません。
ここでは、ストップレベルの概要や、MT4FX会社のストップレベル比較について説明しています。
[toc]
ストップレベルとは?
ストップレベル(Stop Level)とは、逆指値におけるpipsの下限幅のことを指します。
たとえば、
- ストップレベルが50だと
⇒現在価格より5.0pips離さないといけない
この場合、5.0pips以上離れていないと逆指値による利確や損切り決済はできません。
決済条件が制限されてしまうので、FX取り引きでは不利になる場面も多いのがストップレベルです。
ストップレベルはどんな場面で不利?
ストップレベルがあると、以下のような場面において不利になりがちです。
- 1~5pipsの間で逆指値決済したい場合
(利確および損切り) - 裁量トレードや自動売買によるスキャルピング
特に、スキャルピングトレードをしたい場合には大きな弊害となります。
ストップレベルはMT4にしかない?
ストップレベルという概念は、MT4にしかありません。
そもそもMT4以外の口座の多くはスキャルピングが禁止されています。
スキャルピングを一切禁止にすることで、ストップレベルという概念が必要なくなるのかもしれません。
また、ストップレベルが何のためにあるのかというと、サーバーダウンを防ぐためとされています。
つぎにMT4でのストップレベルの確認方法について説明します。
MT4でのストップレベル確認方法
MT4でのストップレベル確認は2つ方法があり、いずれもかんたんです。
- MT4画面左にあるメニューより、ストップレベルを調べたい通貨ペア上で右クリック⇒仕様をクリック
- MT4上部ツールバーより、表示⇒通貨ペアリストをクリック。
ストップレベルを調べたい通貨ペアを選択し、設定ボタンをクリック。
ストップレベルを各FX会社で比較
つぎにストップレベルを各FX会社で比較してみます。
FX会社 | 海外 | 国内 | |||||
XM | Axiory | GEM | FXTF | Oanda | 楽天証券 | 外為ファイネスト | |
ストップ レベル USD/JPY |
0 | 0 | 20 | 50 | 0 | 0 | 0 |
ストップ レベル EUR/USD |
0 | 0 | 20 | 50 | 0 | 0 | 0 |
スキャルピング可否 | ○ | ○ | △ | × | ○ | × | ○ |
スキャルピングに有利なMT4対応FX会社は、
- 海外だと
XM
Axiory(アキシオリー) - 国内だと
Oanda Japan
外為ファイネスト
となります。
ストップレベルは意識するべき?
基本的にストップレベルを意識するべきなのは、スキャルピングトレードを行う場合です。
それ以外ではストップレベルがトレードに大きな弊害を及ぼすことは少なくなります。
あくまでストップレベルはFX会社を選ぶうえでの判断基準のひとつです。
ストップレベルが気にならないという人もいれば、ストップレベルがゼロの口座のほうがいいという人もいるでしょう。
キャッシュバックボーナスや使いやすさなど、さまざまなメリットとストップレベルを合わせてFX会社を選ぶといいでしょう。
あわせて読みたい