FXは時間によって相場の値動きが異なります。
相場の値動きが変わるということはトレード手法も変える必要があるかもしれません。
ここではFXは時間によって勝てるトレード手法が変わるのかについて検証しています。
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時間帯によって勝てるトレード手法は変わる?
取り引き量が時間帯によって異なるのであれば、勝てるトレード手法は時間帯によって変える必要があるはずです。
そこで、
- もっとも取り引き量が多い時間帯
- もっとも取り引き量が少ない時間帯
を割り出してみます。
Volumesで出来高を分析
MT4で使えるインジケーターVolumesで出来高を分析し、時間帯での取り引き量を割り出しました。
その結果、
- 取り引き量が多い時間帯は0時前後
- 取り引き量が少ない時間帯は6時~12時
であることが判明しました。
このことからいえることは、時間帯によってトレード手法は変えなければならないということです。
検証結果について解説していきます。
取り引き量が多い時間帯は0時前後?
Volumesで取り引き量を分析した結果、取り引き量が多い時間帯は日本時間の0時前後でした。
2021年4月29日~2021年5月7日 USDJPY:1H
もっとも取り引き量が多い時間帯は、日本時間の0時前後であることが多いです。
取り引き量が少ない時間帯は6時~12時
Volumesで取り引き量を分析した結果、取り引き量が少ない時間帯は日本時間の6時~12時でした。
2021年4月29日~2021年5月7日 USDJPY:1H
もっとも取り引き量が少ない時間帯は、日本時間の6時~12時であることが多いです。
取り引き量が多い時間帯と少ない時間帯の傾向は?
取り引き量が異なる時間帯で勝てるトレード手法は変えなければならないということはわかりました。
そこで、取り引き量が多い時間帯と少ない時間帯の傾向を探っていきます。
- 相場の状態(レンジorトレンド)
- ボラティリティ
に絞って分析します。
0時前後のボラティリティと相場の状態
取り引き量の多い時間帯で勝てるトレード手法を割り出すため、0時前後のボラティリティと相場の状態を分析します。
2021年4月29日~2021年5月7日 USDJPY:1H
- 相場:レンジ
ボラティリティ:高い
大きく上昇した後、大きく反転。 - 相場:上昇トレンド
ボラティリティ:高い
前日の上昇トレンドを引き継いでそのまま上昇。 - 相場:下降トレンド⇒上昇トレンド
ボラティリティ:高い
下降トレンドから上昇トレンドに転換。 - 相場:レンジ
ボラティリティ:高い
前日ほどの大きな下落ではないが、ボラティリティは同等。
上下での持ち合いに発展しているとみられる。 - 相場:レンジ
ボラティリティ:やや低い
取り引き量はそれなりに多いが、ボラティリティは低め。
変動が少ない=持ち合い状態が強い。 - 相場:レンジ
ボラティリティ:やや低い
前日同様、持ち合い状態が続いている。 - 相場:レンジ⇒下降トレンド
ボラティリティ:非常に高い
米雇用統計の影響か、ボラティリティが非常に高い。
日本時間0時前後で勝てるトレード手法は?
日本時間0時前後の相場の状態とボラティリティを分析した結果、勝てるトレード手法を割り出しました。
基本的にボラティリティが高い時間帯であるので、
- レンジ相場
レジサポラインを意識してトレードする必要がある - トレンド相場
押し目戻り目を狙ったトレンドフォロー手法が有効
ということがいえます。
トレンドフォローであればスキャルピングトレードも有効です。
ただし、変動が激しいため1時間足で底値と高値をしっかり確認しないと、損切りのリスクは高まります。
ポイントは、
- 経済指標の有無
- 30分~1時間足はしっかりと確認する
- 相場の見極め
(レジサポとヒゲがわかりやすい) - ブレイクアウトによるトレンド転換
となります。
6時~12時のボラティリティと相場の状態
取り引き量の少ない時間帯で勝てるトレード手法を割り出すため、6時~12時のボラティリティと相場の状態を分析します。
2021年4月29日~2021年5月7日 USDJPY:1H
- 相場:レンジ
ボラティリティ:低い - 相場:レンジ
ボラティリティ:低い - 相場:レンジ
ボラティリティ:低い - 相場:レンジ
ボラティリティ:低い - 相場:レンジ
ボラティリティ:低い - 相場:レンジ
ボラティリティ:低い
日本時間6時~12時で勝てるトレード手法は?
日本時間6時~12時の相場の状態とボラティリティを分析した結果、勝てるトレード手法を割り出しました。
結論としては、ボラティリティが低い状態が続く時間帯で、大きくPipsを狙ってトレードするのは無理があります。
時間軸を落として1分~5分足でのスキャルピングトレードをするのがおすすめです。
時間帯によって注意しなければならないことは?
やはり時間帯によって勝てるトレード手法は異なるので注意が必要です。
日本時間早朝6時~12時の場合、
- 利益を大きく狙えない
- 朝6時~9時頃はスプレッドが広がる
といったことがあります。
時間軸を落として9時~12時の間でスキャルピング売買するといいでしょう。
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日本時間深夜0時前後の場合、
- 大きく利益を狙える時間帯
(日本だと一般人は就寝している)
です。
注意しなければならないことは、寝る前にトレードを終わらせておくことです。
朝起きたときに、ロスカットされてしまったという事態になりかねません。
空き時間に合わせて手法を検討してみてはいかが?
自分の空き時間に合わせて勝てるトレード手法を検討するのはおすすめです。
なぜなら専業トレーダーでない限りは、空き時間に制限があるからです。
たとえば9時~12時と0時前後といえば、普通に働いている会社員にとっては厳しい時間であるといえます。
また、ここでお伝えした内容はドル円に限っての話で、通貨ペアが変われば相場の動く時間帯も変わります。
取り引きする通貨ペアや自分の空き時間に合わせて分析し、勝てるトレード手法を探してみるのはいかがでしょうか。