トレンド転換を見極めることは、相場の方向性を判断するということです。
もし精度よくトレンド転換を見極めることができれば、効率よく大きな利益を出すことができます。
トレンド転換を見極める手法はさまざまありますが、ここではメジャーなインジケーターを使った手法について解説します。
トレンド転換を見極めるインジケーターとは?
![トレンド転換を見極めるインジケーターとは?](https://fx-kihon.com/wp-content/uploads/2019/01/32f8bb4d1a56f659850dcf0a1e670133.jpg)
トレンド転換とは、トレンドの方向性が変わることを意味します。
この記事で紹介するインジケーター
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- RSI(アールエスアイ)
- MACD(マックディー)
トレンド転換を見極めるインジケーターも多種多様あり、種類や手法もさまざまあります。
トレンド転換を見極めるインジケーター
「移動平均線」
![移動平均線](https://fx-kihon.com/wp-content/uploads/2019/01/ce4054349a728e422087e5309f831ffa.webp)
トレンド転換を見極めるインジケーターとして、移動平均線もよく使われます。
移動平均線は、移動平均線クロスという手法を用いてトレンド転換を判断する方法が一般的です。
ただし、移動平均線クロスには注意点があります
移動平均線クロスの使い方
移動平均線クロスの使い方について解説します。
2種類の移動平均線を使います。
- 短期移動平均線
- 中期(長期)移動平均線
2本の移動平均線を表示させ、それぞれが交差(クロス)した点を基準にトレンド転換を判断します。
![移動平均線クロス①](https://fx-kihon.com/wp-content/uploads/2019/01/2022-03-06_06h47_37-e1646517019851.png)
移動平均線クロスだけで売買判断できない
移動平均線クロスには、デメリットがあります。
レンジ相場では頻繁にクロスが発生してしまうため、売買判断の基準としては弱いです。
![移動平均線クロス②](https://fx-kihon.com/wp-content/uploads/2019/01/2022-03-06_06h47_371-e1646522100400.png)
移動平均線はあくまでトレンド転換の判断材料のひとつです。
ダウ理論も意識しましょう。
- レジサポラインのブレイクアウト
移動平均線は、トレンド転換を見極めるインジケーターとして信頼性が高いとはいえませんが分析ツールとしては有効です。
トレンド転換を見極めるインジケーター
「ボリンジャーバンド」
![ボリンジャーバンド](https://fx-kihon.com/wp-content/uploads/2019/01/51a3e62290e8ac119ac3b815483279df.webp)
トレンド転換を見極めるインジケーターとして、ボリンジャーバンドもよく使われます。
ボリンジャーバンドの主な使い方
- σ線にタッチ後の反転(逆張り)
- バンドウォーク(順張り)
ボリンジャーバンドは、逆張りでも順張りでも使える万能インジケーターです。
σ線にタッチ後の反転(逆張り)
価格は、ボリンジャーバンドのσ線内に収束しやすいといった性質があります。
≫ ボリンジャーバンドに関する記事
σ線タッチ後に反発
![ボリンジャーバンド①](https://fx-kihon.com/wp-content/uploads/2019/01/2022-03-06_07h27_37-e1646519345238.png)
他のインジケーターと組み合わせて売買判断します。
- 出来高の増減
Volumes - ボラティリティ
ATR - 売られすぎ買われすぎ
RSI、MACD、ストキャスティクス、RCIなど
バンドウォーク(順張り)
ボリンジャーバンドは、トレンドが発生するとσ線に一定期間タッチし続けるバンドウォークという現象が発生します。
![ボリンジャーバンド②](https://fx-kihon.com/wp-content/uploads/2019/01/2022-03-06_07h34_01-e1646519741252.png)
特にσ3線でバンドウォークが発生した場合、トレンドが非常に強いことを示唆します。
トレンド転換を見極めるインジケーター
「RSI」
![RSI](https://fx-kihon.com/wp-content/uploads/2019/01/RSI.webp)
RSIは、トレンド転換を見極めるインジケーターとして人気があります。
RSIは、0(下限)~100(上限)の値を動きます。
- 70・30付近になると反発しやすい
- トレンド相場では上下に張り付きやすい
「70以上は買われすぎ、30以下は売られすぎ」と判断します。
RSIからわかるトレンド転換はダイバージェンス
RSIでトレンド転換を判断するには、ダイバージェンスが有効です。
ダイバージェンスは、ローソク足とRSIにおける逆行現象のことです。
![RSIのダイバージェンス①](https://fx-kihon.com/wp-content/uploads/2019/01/2022-03-06_08h44_46-e1646524011395.png)
「ダイバージェンス」は、トレンド転換を示唆することもあります。
≫ ダイバージェンスに関する記事
トレンド転換を見極めるインジケーター
「MACD」
![MACD](https://fx-kihon.com/wp-content/uploads/2019/01/MACD.webp)
トレンド転換を見極めるインジケーターでは、MACDがもっとも使いやすいかもしれません。
MACDは、ヒストグラムとシグナルで構成されているテクニカルツールです。
MACDのトレンド転換を見極める方法
MACDには、トレンド転換を見極める方法が主に3つあります。
MACDのトレンド転換を見極める方法
- ヒストグラムからシグナルが抜けたとき
- ヒストグラムが数値を超えた(下抜けた)とき
- ダイバージェンス
![MACDでシグナルがヒストグラムを抜けたとき](https://fx-kihon.com/wp-content/uploads/2019/01/2022-03-06_09h00_41a-e1646525113442.png)
![MACDで0を超えたとき](https://fx-kihon.com/wp-content/uploads/2019/01/2022-03-06_09h00_41-e1646524948207.png)
![MACDのダイバージェンス](https://fx-kihon.com/wp-content/uploads/2019/01/287a1e14647a3739f77e3a969fff6ac7-1-1024x494.png)
トレンド転換を見極めるインジケーターでおすすめの組み合わせはどれ?
トレンド転換を見極めるインジケーターでおすすめの組み合わせは、ボリンジャーバンドとMACDです。
なぜなら相場の転換からトレンド発生まで、一連の流れがわかりやすいためです。
![ボリンジャーバンドとMACD](https://fx-kihon.com/wp-content/uploads/2019/01/2022-03-06_09h14_27-e1646525953223.png)
- MACDでシグナルがヒストグラムを抜ける
- MACDでダイバージェンス発生
- ボリンジャーバンドで-3σ線にタッチ
- ボリンジャーバンド3σでバンドウォーク発生
MACDとボリンジャーバンドを組み合わせることで、相場の流れをある程度把握できます。
トレンド転換を見極めるにはサインツールが有効
トレンド転換を見極められるインジケーターは他にもたくさんありますが、サインツールを使うのがもっとも有効です。
サインツールを使うメリット
- 売買サインを待つだけで良い
- 売買判断の迷いが減る
- 自動エントリー・決済機能も使える
サインツールを使うことで、隙間時間を有効活用することができます。