資金管理方法はFXでは超重要!破産しないテクニックが存在する?

FXで勝てるようにするには、適切な資金管理をしなければなりません。

資金管理を怠ると資金はすぐに底をつき、破産の道をたどります。

正しい資金管理方法を知ると、どのようにトレードしていけばいいかやどんなトレード手法が自分に合っているのかが明確になります。

そこでFXにおける資金管理方法について説明します。

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目次

どうしたら破産する?バルサラの破産確率とは?

バルサラの破産確率という有名な理論をご存知でしょうか?

バルサラの破産確率とは、数学者であるナウザー・バルサラ氏(Nauzer J. Balsara)が考案した破産確率を示す理論です。

カジノや競馬などのギャンブルから投資・金融まで幅広く定義することができます。

このバルサラの破産確率は、FXの資金管理においても基本的なものとなります。

下記はバルサラの破産確率表の一例です。

この表を見れば勝率と損益率の関係性がよくわかります。

損益率=利益(pips)÷損失(pips)です。

(例)20勝15敗、利益1000pips、損失800pipsの場合、

勝率57%で損益率1.25倍

バルサラの破産確率表を見ると、勝率60%の損益率1.2倍として破産確率は約1.8%となります。

1.8%の不安要素がまだありますが、かなり破産しにくいということがいえます。

しかし、1%以上でもリスクがあるならば、それを解消するに越したことはありません。

バルサラの破産確率からいえることは、高い勝率をとるか利益をとって少ない勝率をカバーするかということになります。

破産をしない方法
  • 勝率を上げる
  • 少ないチャンスで利益を大きく稼ぐ

いずれか一方の条件を満たせば破産しづらい!

リスクリワード比率の設定

バルサラの破産確率で勝率か利益のバランスが重要であることを理解したところで、リスクリワード比率の設定について説明します。

リスクリワード比率とは?

リスクリワード比率とは、利益(pips)と損失(pips)の比率のことをいいます。

利益=利食いさせる利益

損失=ロスカット(損切り)

リスクリワード比率は、利益:損失(例 1:1や2:1など)で表します。

トレードスタイルでリスクリワード比率は違う?

リスクリワード比率は2通りのトレードスタイルによって、変えていかなければなりません。

  1. 利益を大きく狙うか
  2. 勝率を上げて利益を稼ぐか

トレードスタイルをどちらかに絞るかは人それぞれですが、正しいリスクリワード比率を設定しないと破産確率が上がります。

利益をがっつり大きく狙うなら?

利益をがっつり大きく狙うなら、ロスカットを抑えて利益を上げる必要があります。

例:リスクリワード比率3:1(利食い30pips:損切り-10pips)

ポイント損失を抑えて利益を稼ぐ。(利大損小)

勝率上げて利益を稼ぐなら?

勝率を上げてコツコツ利益を稼ぐなら、少しロスカットを広げても許容範囲といえます。

例:リスクリワード比率1:1.5(利食い10pips:損切り-15pips)

ポイント1回の損失が大きくても勝率で上回る。

資金管理を怠っても破産する?

前述で示した勝率と利益以外にも、破産と深く関わる要因があります。

それが資金管理です。

資金管理において重要なことは以下の2点です。

  • 証拠金
  • 損切り幅

適切な証拠金は5%以内

適切な証拠金は、投資金額の5%以下に設定すると良いとされています。

たとえば、100万円の投資資産のうち、1ロットの証拠金が5万円であればそれ以上ロット数を上げるのは控える必要があります。

適切な損失額は3%以内

FXでは、1トレードにおける損失額は全資金の3%以下が許容損失額といわれています。

100万円の投資資産があれば一度の取り引きでの損失が3万円以内であれば、負けても許容範囲であるということです。

これを実際のトレードにたとえるなら、1万通貨であれば損失は約300pips程度の計算です。(通貨ペアによって異なります。)

損切りは3%以内で調整しましょう。

また、負けて資産が減ったらまた全資産の3%以下になります。

損切りの調整方法

損切りの調整方法は、ロット数と損切り幅で行います。

当然ロット数を上げれば証拠金が増えてしまいます。

ですので初心者は、

  1. 5%以内に証拠金が収まるようなロット数にし
  2. 3%以内に損失が収まるような損切り幅にする

といいでしょう。

FX上級者の資金管理方法とは?

FX上級者ともなると、すでに自分の勝率や利益率が大体どの程度かは熟知しています。

そこでFX上級者はボラティリティー(変動幅)によって損切り幅を変えていきます。

たとえばボラティリティ―が、

  • 高い相場ではロット数を少なく
  • 低い相場ではロット数を多く

このように設定していきます。

なお、ボラティリティ―についてはATRというオシレーター系インジケーターを用いるといいでしょう。

チェックATRの使い方と資金管理、レバレッジ10倍未満トレード手法

また、FX系Youtuberのhiroさんの動画でも詳しく説明しています。

資金管理方法についておさらい

FXの資金管理方法についておさらいをします。

  1. 証拠金は資金の5%以内に抑える
  2. ロット数と損切り幅で全投資資金の3%以内に損失が収まるように調整
  3. 勝率と利益どちらか一方を重視し、リスクリワード比率を設定する
  4. 慣れてきたら相場のボラティリティ―に応じたロット数と損切り幅で売買

資金管理方法をマスターして負けないトレードを行いましょう。

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