ナンピンは意味ないし悪手?ナンピンの正しい使い方を徹底解説

ナンピンは悪手?それとも...

ここでは悪手といわれるナンピンの正しい使い方について徹底解説しています。

無計画なナンピン戦略は悪手となります。

しかし、ナンピンをきちんと理解して計画的に運用すれば、より大きな利益を出すことは可能です。

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目次

ナンピン手法とは?悪手なのか?

大量の紙幣

ナンピン手法は、簡単にいうと「買い下がり買い増し」のこと。

たとえば、

  1. 自分が買った通貨の価格が下がり
  2. 損失が出ているときに「買い増し」

をします。

こうすることで平均取得コストを下げるテクニックです。

ナンピンの使用例

ナンピンの例

  1. 1ドル=100円で購入
    →価格が下がり1ドル=80円となると…1ドルの損失は20円
  2. ここで1ドル=80円で1ドルをナンピン(買い増し)すると?
    →2ドルを180円で購入したことになり、1ドルの平均取得コストは90円(損失合計20円)
  3. その後1ドル=95円まで回復すれば、1ドルに対して5円の利益!
    ☞ナンピンをしなければ5円の損失が出ていたが、合計10円の利益を出せる。

このように、平均取得コストを下げ、相場が上向きに転換した際に利益が大きくなるのがナンピン手法のメリットです。

ただし、ナンピンはコストを下げるための上等手段であると思われがちですが、最悪の悪手にもなりうる手法でもあります。

下手なナンピン手法は悪手になる

タバコをふかす女性

メリットを把握できればナンピン手法は非常に有効な投資手法です。

しかし、思惑通りにFXの相場が動かなかった場合、さらに損失を広げてしまう悪手となります。

ナンピンの悪い例

ナンピンの悪手の例

先の例でいえば、

  1. 1ドル=100円で買い注文
  2. 1ドル=80円で買い増し
    ⇒1ドルあたりの取得コストが90円(2ドルで180円)
  3. しかし、相場が下がり続けて1ドル=70円になってしまった…

この場合、買い増しをしなければ30円の損失で済んだはずです。

しかし、ナンピンをしたことにより損失が大きくなってしまいます。(40円の損失)

[aside type=”normal”]株の相場においても「下手なナンピンはスカンピン」という格言があります。[/aside]

無計画なナンピンは悪手ですので絶対にやってはダメです。

悪手ではない、計画的なナンピン手法とは?

計画を立てる

では悪手にならない計画的なナンピン手法とはどんな手法なのでしょうか?

悪手にならない計画的なナンピン手法は、あくまで資金を分散させるための手法です。

[aside type=”normal”]そのため、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析と合わせて使用しなければ逆効果になる可能性が高いです。[/aside]

FXの相場は乱高下しがちです。

「ここが安値だ」と判断して大きな資金で買い付けをしてナンピン手法を計るのは推奨できません。

[aside type=”warning”]一番の底値で買うというのはプロの投資家でも不可能です。[/aside]

このような無計画なナンピン手法は悪手となりうるので推奨できません。

しかし、資金を分散させるための計画的なナンピン手法なら推奨できます。

悪手にならない計画的なナンピン手法のメリットとは?

喜ぶ女性

悪手にならない計画的なナンピン手法とは「資金を分割して買い付けをする」ことをいいます。

[aside type=”normal”]

先の例でいえば、1ドル=80円のときに1ドル分を買いますのではありません。

1ドルの半分である0.5ドル分(つまり40円分)だけ買い付けるということです。

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つまり、当初予定していた分の資金を投じるのではなく、その資金をいくつかに分割して購入します。

このように資金を分割してナンピン手法を行う場合は2つのメリットがあります。

資金分割ナンピン手法をするメリット①

資金分割ナンピン手法では、損失を広げるリスクを小さくすることができます。

分割で買い付けを行って下落したとしても損失は半分です。

分割せずに買い増しした際よりも損失は少ないです。

資金分割ナンピン手法をするメリット②

ナンピンは、買い増しをするチャンスも分割することができます。

1ドル=80円の買い増しで資金を分割し、下落したときに1ドル=70円で買い増しすることができます。

80円で一気に1ドル分買い付けるよりも、資金分割したほうが多くの利益を得ることができます。

ドルコスト平均法について

資金を一気に投入するのではなく、ある一定期間ごとに投資対象を買い付ける手法をドルコスト平均法といいます。

ナンピン手法は時間ではなくチャートを見て買い付けを判断します。

ナンピンとは、まさにドルコスト平均法の応用です。

また、ナンピンとよく似た手法のひとつにピラミッディングがあります。
≫ピラミッディングに関する記事はこちら

ナンピン手法は買いサインが重要!

ずっと幸せに

悪手ではないナンピン手法は、資金分割で購入をすることです。

ここでは分かりやすいように資金を2回に分割して購入する方法を例に挙げました。

しかし、できれば4~5回に分けて購入したほうがいいです。

[aside type=”normal”]ただし、何度も申し上げますがナンピン手法は上級者向けのテクニックです。[/aside]

≫高等テクニック両建てナンピンに関する記事はこちら

ナンピン手法は、最低でも「買いサイン」を見つけることができることが必須条件です。

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ナンピンのおすすめ本

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