移動平均線の本数はいくつがベスト?MAのさまざまな使い方を解説

ここではFXの移動平均線の最適な本数や手法について解説しています。

FXで移動平均線はもっとも基本的なインジケーターです。

手法はさまざまで、本数を増やすことにより目的に応じた使い方ができます。

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移動平均線の本数は何本が最適?

クエスチョン

移動平均線の本数は何本表示させるのがベストなのでしょうか?

移動平均線の主な使われかたとして、

  • 移動平均線の本数1本だけ使用
  • 移動平均線の本数2本使用
  • 移動平均線の本数3本以上にして使う

このような移動平均線の使われかたが一般的です。

移動平均線の本数1本だけ使用

もっとも基本的なのは、移動平均線の本数を1本だけで使用する手法です。

主な使用目的は2つあります。

トレンドの方向がわかる

本数がたった1本だけでも、移動平均線の向きでトレンドの方向を把握することができます。

移動平均線が上向きなら上昇トレンド

たとえば移動平均線が進行方向に対して、

  • 上向きなら上昇トレンド
  • 横向きならレンジ相場
  • 下向きなら下降トレンド

と判断することができます。

また移動平均線よりもローソク足が、

  • 上にあれば上昇トレンドになりやすい(平均が上がる)
  • 下にあれば下降トレンドになりやすい(平均が下がる)

といった特性があります。

押し目戻り目の判断目安

本数を1本とした移動平均線は、トレンド発生時の売買目安にもなります。

上昇トレンドで移動平均線に触れている

グランビルの法則に従い、移動平均線に触れたら売買していくというトレード手法です。

チェックグランビルの法則とは?

ポイントは、

  • 上昇トレンド中なら移動平均線に触れると上昇しやすい
  • 下降トレンド中なら移動平均線に触れると下降しやすい

といったことです。

移動平均線の本数2本使用

移動平均線の本数を2本にしてトレードしていく手法について解説します。

トレンド転換を見極める

期間の異なるMAクロスはトレンド転換の見極めで使われることが多いです。

ほとんどの場合は、移動平均線の本数を2本にして使うケースが多いです。

たとえば、

  • 14日期間の移動平均線
  • 50日期間の移動平均線

といった短期と中期の移動平均線を2本表示させたり、

  • 50日期間の移動平均線
  • 100日期間の移動平均線

といった中期と長期の移動平均線を2本表示させます。

また、短期・中期・長期で3本の移動平均線を使って、それぞれのクロスでトレードしていく手法もあります。

期間の異なる移動平均線がクロスすることでトレンド転換を判断

これら2本の移動平均線がクロスしたらトレンド転換の判断とするルールです。

視覚的にボラティリティをわかりやすくする

移動平均線の本数を2本にし、視覚的にボラティリティをわかりやすくできます。

移動平均線でボラティリティをわかりやすくする

設定:期間2日、平均適用価格をHigh(高値)とLow(安値)で2本表示

高値と安値の2本の移動平均線を期間2日にすることで、ボラティリティが一目でわかります。

移動平均線が、

  • 広がればボラティリティが高い
  • 狭まればボラティリティが低い

と判断することができます。

移動平均線の本数を3本以上にして使う

移動平均線の本数を3本以上にして使う手法は、パーフェクトオーダーです。

パーフェクトオーダー

パーフェクトオーダーはいくつもの期間の異なる移動平均線が順番に同じ方向で並んでいる状態です。

パーフェクトオーダー①

上記チャートの場合、期間を50100200日に設定しています。

トレンドが継続している場合、移動平均線がパーフェクトオーダーになります。

また、GMMA(GuppyMultipleMoving Average)というパーフェクトオーダー分析用のMT4インジケーターがあります。

これは12本の指数平滑移動平均線(EMA)を表示させ、さらに細かなテクニカル分析が可能とするインジケーターです。

チェックグランビルの法則はパーフェクトオーダーとの相性が抜群?

移動平均線の本数を2本にして過去チャート分析

朝日の都市

ここでは移動平均線の本数を2本にしてリーマンショックを分析してみます。

リーマンショック(ポンド円)期間10日と30日の事例

2本の移動平均線を表示させて、ポンド円チャートのリーマンショックを分析します。

 

100年に1度の大暴落といわれたリーマンショック。

このとき急激な円高が起こったことはまだ記憶に新しい方も多いでしょう。

しかしじつは、リーマンショックでは規則通りに価格が下げられています。

決して、不規則的に下がったわけではありません。

以下のチャートはリーマンショック発生時のポンド円の日足になります。

リーマンショックのチャート2本は、移動平均線期間設定を10日30日したものです。

  1. 2007/11月、移動平均1030がデッドクロスをして下げが始まる。
    単純移動平均線10日に沿って下がっている。
  2. 移動平均線が、右肩下がりになったときに大きく下げる。
    下方向がやがて横を向き始める。そして戻る。
    戻りは単純移動平均線30日まで。
  3. 2007年の年末に再びデッドクロスをする。
    再び下げ足が加速。しかもその下げ方は短期の
    移動平均線に沿って下がっている。
  4. 横を向き始めるとまた戻り始め、そしてデッドクロスで下げ始める。

    リーマンショック時のポンド円でも、移動平均線の本数を2本にしたクロスでトレンド転換がよくわかります。

     移動平均線の期間設定や本数の組み合わせを知ることで有用なテクニカル分析になります。

    リーマンショックのような大暴落時でも、落ち着いて対応することができるようになるでしょう。

    チェックFX初心者でも勝てる?50日期間移動平均線の3回目法則ロジック!

    移動平均線は目的によって本数を変えて使う

    たくさんの風船

    移動平均線の本数をいくつ表示させるかは自分次第です。

    MAクロスなら2~3本、パーフェクトオーダーで10本以上使うトレーダーもいます。

    移動平均線の本数を増やしたり、期間設定を工夫し、自分だけのオリジナルの移動平均線を見つけてみてはいかが?

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