順張りは、FXトレーダーのほとんどが用いるトレード手法です。
もっともオーソドックスな手法で、メリットが多くデメリットが少ない手法ともいえます。
ここでは順張り手法の概要やメリットデメリットについて紹介します。
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順張り手法とは
順張り手法とは、トレンドに沿ってエントリーすることです。
トレンドフォロー手法ともいいます。
たとえば、
- トレンドが上昇中なら「買い注文」
- トレンドが下降中なら「売り注文」
を行います。
これと反して、トレンドとは逆にエントリーするのが逆張りです。
順張りを行うには、トレンドが上昇傾向か下降傾向か知る必要があります。
トレンドの見分け方について説明します。
トレンドを知るには?
トレンドを知る手法としては、一般的には「ダウ理論」を用います。
ダウ理論は、100年以上も前に導き出された現在のトレーディングの基本です。
FXではどのような手法も、ダウ理論のもとで行う場合が多いです。
ダウ理論はテクニカル分析の代表的な考え方なのでぜひ覚えておきましょう。
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環境認識は必ず行うこと!
トレンドを判断するうえで、環境認識は必ず行いましょう。
環境認識は、1時間足や1日足といった長い目で見てトレンドを判断します。
相場の方向性を間違えない順張り手法を行う際には、必ず環境認識を実施するようにしましょう。
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順張り手法のメリット・デメリット
順張り手法のメリットデメリットについて解説します。
順張り手法のメリット
順張り手法は、トレンドが長くなるほど大きな利益を得られることがメリットです。
長期的なトレンドが発生した場合、
- トレーリング(損失を減少)
- ピラミッディング(利益を拡大)
といったテクニック手法を用いることも可能です。
ただし、いったんエントリーすると、ある程度利益がでるまで待つ必要はあります。
順張り手法のデメリット
順張り手法のデメリットは、トレンドでなければ有効性が0であることです。
FX相場は70%が持ち合い状態(レンジ相場)であるといわれています。
つまり、トレンドが発生するまで辛抱強く待てるような忍耐力が必要です。
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順張り手法のやり方
順張り手法のやり方には、以下のような2つのパターンがあります。
- 押し目買い(戻り売り)
- ブレイクアウト
特に初心者におすすめなのが、押し目買い・戻り売りで、エントリーポイントを見つけやすいことが特徴です。
押し目買いと戻り売りのやり方
順張りする際の、押し目買いと戻り売りのやり方について説明します。
- 押し目買い
上昇トレンドのときに行います。
上昇トレンドから一時的に下降したところでエントリーする手法です。
- 戻り売り
下降トレンドのときに行います。
下降トレンドから一時的に上昇したところでエントリーする手法です。
エリオット波動理論についても覚えておくといいでしょう。
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ブレイクアウト
ブレイクアウトは、直近の高値もしくは安値を超えた時点でエントリーする手法です。
- 直近の高値を上回る
もしくは
- 直近の安値を下回る
といった状態になったところで持ち合い状態の均衡を破ってトレンドに入ったと考えることが前提です。
しかし、ダマシに合うことが多いので、ブレイクアウトしてからすぐにエントリーするのはリスクが大きいともいえます。
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順張り手法のポイント
順張り手法のポイントについてまとめます。
- 環境認識は必ず行う
- 押し目や戻りを狙う
- エントリータイミングをしっかり見極める
エントリーの際は、トレンドの開始時点と期間を正確に見分け、プライスアクションを見ながら判断するのがポイントです。
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