損切りこそが、資金を管理できる唯一の方法です。
しかし、損切りの計算方法を知らなければ資金管理はできません。
ここでは、損切りの計算方法とロット調整による具体的な資金管理について説明していきます。
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なぜ損切りの計算が必要なのか?
損切りの計算が必要な理由は、あらかじめ負ける金額を知っておく必要があるためです。
FXで重要なことは、
- どのくらい勝てるのか?
ではなく、
- どのくらい負けそうなのか?
を把握しておくことです。
FXは、資金管理を怠るだけで資金の半分以上を溶かしてしまうリスクがあります。
大きなリスクを回避するためには、資金管理を徹底する以外に方法はありません。
そのため損切りの計算方法を知っておく必要があります。
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損切りで使う注文方法については、以下記事にて解説しています。
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損切りの計算方法
損切りの計算方法は単純です。
損切りの計算方法
損切りの計算方法は、
(注文時のレート−損切り設定のレート)×取引数量=取引損益
このような計算式になります。
例)105円/ドルで1万ドルを買い注文、1ドル=104円で損切り設定します。
この場合は、
(105円−104円)×10,000通貨=10,000円
となり、想定される最大損失額は-10,000円です。
損切りの計算方法さえわかれば、資金管理するのは簡単です。
ロット調整による資金管理方法
資金管理を行う理由は、リスクを分散するためです。
一度の取り引きで多くの資産を失うと、取り戻すことはほぼ不可能になります。
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なるべく損失を小さく留めるためには、ロット調整により損切りを管理していく方法をおすすめします。
具体的なロット調整方法とは?
損切りレートさえ決まっていれば、ロット調整は簡単です。
たとえば、以下の表をご覧ください。
ドル円に対するロット数による損失額を示した表です。
総資産100万円の場合の損失額(ロット別)
上記のレートで10ロット(10万通貨)にて取り引きすると仮定した場合、
- 最大で10万円の損失
- 資金が100万円だと10%を失う
このようなリスクがあります。
それを防ぐには、ロット数調整によって損失額を抑えます。
上記例の場合は、ロット数は3ロット以内(資金の3%以内)に設定することが望ましいです。
ただし、現在レートと損切りレートの差によって、常に状況は異なります。
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