ここでは証券会社でも実績のあるプロのトレーダーさんの勝てるようになったきっかけを紹介しています。
FXをはじめた頃は、プロトレーダーもはじめから勝っていたわけではありません。
勝てるようになったきっかけは必ずあります。
sweetstrader氏
学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。
その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。
あおぞら銀行に入行し、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。
さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。
金融業界に精通して幅広い知識を持つ。
勝てるようになったきっかけについてはじめにお伝えしたいこと
はじめまして、sweetstraderです。
はじめに、私がFXで勝てるようになったきっかけと勝てるまでの道のりを語る上での結論をお話します。
それは「メンタルコントロール」であり「知識は2割程度しか重要ではない」ということです。
FXをはじめたきっかけ
私がFXで勝てるまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。
アルバイトで貯めた10万円で取り引きをはじめた
最初に私がFXをはじめたきっかけについてお話します。
はじめは、大学時代にバイトをして貯金した10万円という少額を現物株で投資したことです。
[aside type=”normal”]でも値動きの小ささに面白味がなかったので、何かより値動きのある投資はないか?と思っていました。[/aside]
そこで、あれこれ探して行き着いた先が、FXをはじめたきっかけとなりました。
当時はFXのレバレッジが100倍まで利用可能だったこともあり、私はレバレッジの怖さを知りもしません。
またFXの取引ルールや方法も知らずに、いきなり10万円を入金して取引を始めました。
すぐに10万円をFXで溶かす
しかしすぐに私は大きな失敗をします。
オーストラリアの雇用統計の際に、
- 豪ドル円をレバレッジ最大でロングし
- 損切り注文も入れずに
アルバイトに行きました。
アルバイトが終わって口座をチェックすると、数千円しか残っていませんでした。
[aside type=”normal”]すぐに証券会社に電話をし、システムが壊れていると文句を言ったという恥ずかしい思い出があります。[/aside]
その後も再度貯蓄をして、10万円入れて、次はレバレッジに注意しながら取引を行いました。
しかし何の明確なルールもないまま闇雲にトレードをし続け1ヶ月も立たずに元金はどんどん減少していきます。
そこで本を何冊も読んで勉強し直すことにしました。
FXで勝てるようになったきっかけまでの道のり
やはり最初に読んだのはテクニカル分析の本で、テクニカル分析を色々試してみました。
チャート分析の手法を学んでみた
RSIやスローストキャスティクス、MACDや移動平均線等、ありとあらゆるテクニカルを試してチャート分析を行いました。
振り返って考えると、テクニカルから入った理由は以下のように考えたことからです。
[aside type=”normal”]ファンダメンタルズ分析の場合、ニュースから相場の方向性を予測する分析は、経済の繋がり方や様々なことを日々勉強する必要があります。[/aside]
一方で、テクニカル分析なら見方が決まっているので入りやすいという意識が働き、テクニカル分析から勉強する動きを取りました。
しかし結果は上手くいかず…
しかしトレード結果はなかなか奮いません。
そこで、なぜ上手くいかないのか徹底的に分析することにしたことから、結果が徐々に改善するようになっていきました。
勝てるようになったきっかけは自己分析したこと?
自己分析結果により、一番トレード結果が奮わない要因がわかりました。
この自己分析をしたことが、勝てるようになったきっかけでもあります。
トレード結果が奮わない理由は?
トレード結果が奮わない理由は以下のとおりでした。
- 損切りすべきところで、損切れずに傷口を広げたこと。
- 利益が上がっている時、当初考えていなかった理由を勝手に理論づけてしまった。
結果、早めに利益を確定してしまっていた。
- 勝率は6割程度は勝っているトレードだった
- しかし、4割の負けの幅が大きかった
上記理由により、トータルのPLを痛めてしまってました。
結果的に、典型的な負けトレーダーの数字の作り方となりました。
多分読まれている皆さんはそんな基本的なことをしていなかったのかと思われることでしょう。
しかし、実際に自分自身が必死で稼いだお金を使ってトレードをすると、メンタルコントロールが難しくなることがあります。
[aside type=”normal”]FXトレーダーなら誰もが経験したことはあるのではないでしょうか?[/aside]
勝てるようになったきっかけとは?
負けている時は希望的観測をします。
「また相場だから戻ってくるだろう」とか「売らなければ負けではない」といった気持ちが心の中で芽生えます。
[aside type=”normal”]人間の弱い心がトレードの世界では命取りとなり、結果的にFXでは2割しか勝てないといった世界となっています。[/aside]
また、勝てるようになったきっかけは、上記のように損切りしたことだけではありません。
なぜ損切りが出来なかったのか?といったように、自分を客観的に理解することに努めたためです。
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楽観的な気持ちによるポジションをとらない
楽観的な気持ちによるポジションが、ポジションのコストを悪くしてしまいPLに影響したことも多々ありました。
分析してみると、私は気持ちが高揚すると、ポジションをとりやすくなりがちになります。
本や巷でいわれている手法やトレードスタイルは大体似たようなものです。
[aside type=”normal”]しかしそれを利用するトレーダーが違うだけで、勝てるか勝てないかは綺麗に分かれます。[/aside]
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勝てるようになったきっかけをつかんでからは?
徐々に軌道に乗り始めた時に行ったことは以下のことを実践したことがきっかけです。
勝てるようになったきっかけと勝てるコツ
私が勝てるようになったきっかけは、以下の4つのルールを作成したことです。
- 損切り注文だけはまずエントリーした時にすぐに設定する。
- 利益は出来るだけ伸ばすことを徹底。
ストップの位置は引き上げながらトレールする。 - 最悪のリスクシナリオも常に考える。
リスクシナリオが顕在化した場合、ポジションは何があっても一回撤退し相場を見直す。 - 連続で三回損切りし、損を出した場合はその日トレードしない。
(自分を冷静に見つめ直すことと、相場を冷静に俯瞰して再度分析し直すことに徹するため。)
この4つのルールは、個人投資家でも証券会社のトレーダー時代でも常に意識をして、トレードしてきました。
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負けを最小化することが、勝てるようになるきっかけとなる
やはり基本は「負けないトレード」を徹底して行うことです。
では負けないトレードとはどういうことなのでしょうか?
負けないトレードとは、負けても取り返すことのできる範囲での負けに収めることです。
[aside type=”normal”]これが精神的に追い込まれず、結果的に安定した勝てるトレードに繋がっています。[/aside]
ルールを作ったことにより、私の2つの弱点をカバーすることができました。
2つの弱点とは、
- 一番やってはいけない「損大利小」のトレードをしないようにすること
- 自身の性格を客観的に分析したことで導き出した「自分の弱い面」をトレードで出さないこと
です。
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ルールを守ることが、勝てるようになるきっかけとなる
人それぞれ対応策は変わると思いますが、一番重要なことは「ルールを守ること」です。
そのルールは人から教えてもらうものではなく、徹底的に自分自身の性格を理解しなければなりません。
- 自分の弱点を知る
- 弱点をカバーするルールを作る
自身で決められたルールを作成ししっかり守ることが、今後のトレードの結果に直結すると強く感じています。
勝てるようになったきっかけになった本
最後に、私が勝てるようになったきっかけとなったおすすめの本をご紹介します。
パンローリング刊でアレキサンダー・エルダー博士著書の「投資苑」シリーズです。
この投資苑の著者は精神科医であり投資家でもありました。
[aside type=”normal”]この本から学べること、それは自分を規律化し、メンタルコントロールすることです。[/aside]
必ず皆さんの勝てるきっかけとなる本です。是非読んでみてください。
投資苑
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