ダマシの超効率的な回避と利用方法

FX初心者も絶対にぶつかる壁、それはダマシです。

FX初心者だけではなく、経験が多いトレーダーでもダマシにひっかかることはあります。

そんなダマシの超効率的な回避と利用方法について紹介します。

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目次

そもそもダマシとは?

莫大な資金を持っている機関投資家は、巨額な資金で価格を操作することができます。

機関投資家とは、主にヘッジファンドのことを指します。

機関投資家 ⇄ 個人投資家

ダマシのメカニズム

  1. 巨額なマネーにより価格を瞬発的かつ一時的に変動させ利食いする
  2. 逆方向に注文を仕掛ける
  3. 2とほぼ同時に他のトレーダーの損切りが発生
  4. それらの損切りによる恩恵で利益を得る

価格を操作し、他のトレーダーをダマして利益を得ることが機関投資家の目的です。

そしてこれがダマシのメカニズムとなります。

以下のチャート画像はダマシの例です。

  1. 一度下ヒゲをつけて底値まで下がったと思いきや
  2. 急上昇してから大きな上ヒゲをつけて急落

ダマシが起きやすいのはどんなとき?

ダマシが起きやすい条件というのは、2パターンあります。

  1. 相場が動かないとき
  2. 損切りラインが明確なとき

この2つのパターンはダマシが発生しやすいです。

相場が動かないとダマシが起きやすい?

相場が動かないときに儲かる人はほとんどいません。

儲かった人がいたとしても、微々たる利益でしかないでしょう。

相場が動かなくなると、個人投資家のみならず機関投資家ですらイライラ状態となります。

そこで、無理矢理にでも相場を動かしたいというのが機関投資家の作戦です。

少しでも相場が動けば、大衆心理が働き相場が動きます。

しかし機関投資家の狙いは、爆発的な利益を狙うことにあります。

そのため、持ち合い状態が長く続けば続くほど、機関投資家の思うツボです。

損切りラインが明確だとダマシが起きやすい?

損切りラインが明確であった場合は多くの人が同じことを考えます。

同じラインで損切りの逆指値注文が大量に入っています。

これは、価格操作できる機関投資家にとっては非常においしい状況です。

損切りラインがわかりやすい相場といえば、ボックストレンド、つまりレンジ相場です。

変動幅とレジサポラインが明確なので、機関投資家もダマシやすいです。

レンジ相場ではダマシが生じやすいということを覚えておきましょう。

よくあるダマシの特徴

よくあるダマシの特徴としては、

  • ローソク足が長い
  • ヒゲが長い

こんな特徴があります。

ただし、必ずしもこのような特徴になるわけでもありません。

そもそも、チャートに表れたチャートパターンを見た結果でしかダマシと判断することしかできません。

ダマシのタイミングは予測できるが、ダマシそのものは予測できない?

機関投資家がダマシを誘発したからといって、必ずしもダマシになるとは限りません。

損切りした人が少なかった場合やダマシに乗っかって注文が殺到したら、そのままトレンドになる場合もあります。

そのため、ダマシのタイミングを想定することはできますが、ダマシになるかならないかを予測することは不可能です。

ダマシの回避、利用方法とは?

ダマシの回避と利用方法について紹介します。

ダマシを回避、利用するには、ダマシが発生しやすいタイミングをうかがう必要があります。

使用するチャートソフトはMT4、インジケーターはvolumesです。

volumesは取引量を表すインジケーターです。

volumesを使うと、ダマシが起きやすいタイミングがわかります。

ダマシが起きやすいタイミングがわかると以下のようなメリットがあります。

  1. ダマシのタイミングでトレードすることを避けることができる
  2. ダマシを想定した判断ができ機関投資家と同じ動きで利益を狙うことができる

ダマシのタイミングとは?

ダマシの起きやすいタイミングですが、前述では相場が動かないときであることを説明しました。

相場が動いていない状態をvolumesというインジケーターで確認します。

左記チャート画像の赤枠がvolumesというインジケーターです。
左記赤枠部分では取り引きボリュームが少ない状態を示唆しています。
その後取り引きボリュームは増加と減少を繰り返し、持ち合い状態の値幅が大きくなっています。
その後、ブレイクしたと見せかけたダマシが発生します。

このようにダマシが発生しやすいパターンとしては、

  1. 取り引きボリュームが少ない状態から
  2. 取り引きボリュームが徐々に増加し
  3. 持ち合いチャートを形成
  4. その後ダマシが発生

上記のようになります。

ダマシの回避、利用方法とは?

前述で示したパターンの際は取り引きをせず、

  • ダマシが発生したことを確認してからトレードすればダマシは回避できます。

また、ダマシだと予測することができれば、

  • エントリーしていても上昇(下降)してからすぐに利確すればダマシを利用して利益を狙えます。

ブレイクしても安易にトレンドだと思わず、常に騙されていると疑ってトレードしなければFXでは勝つことは難しいです。

ダマシが発生しやすいと事前にわかっていれば、トレードをしないという選択もありますし、少ない利益で留めておくことで大損せずに済みます。

ダマされないように注意してトレードしましょう。

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